Microsoft との新しいパートナーシップにより、Datadog を Azure Portal でネイティブに利用可能に | Datadog

Microsoft との新しいパートナーシップにより、Datadog を Azure Portal でネイティブに利用可能に

Author Steve Harrington

Published: 9月 29, 2020

このたび、Microsoft Azure との新しいパートナーシップにより、Azure Portal 内で直接 Datadog の購入、構成、管理ができる効率的な体験をご提供できるようになりました。サードパーティのサービスがパブリッククラウドプロバイダーに統合されるというこの初の快挙により、ユーザーは Azure でアプリケーションの正常性とパフォーマンスを監視する Datadog の使用方法をすばやく学び、スムーズなクラウド移行と合理化を実現できます。Azure Portal で、以下が可能になります。

  • Azure Marketplace を利用した Datadog プランの購入と請求の統合
  • Datadog アカウントの新規作成時にシングルサインオンを構成
  • 複数の Azure ホストに Datadog Agent をまとめて簡単にインストール
  • Azure プラットフォームのログおよびメトリクスを Datadog に送信
  • Datadog により監視される Azure リソースの表示および管理

シンプルなオンボーディング

Microsoft Azure との新しいパートナーシップにより、Azure Marketplace で Datadog プランを購入し、ただちに Datadog アカウントで Azure メトリクスをリアルタイムに視覚化できるようになりました。

Datadog の使用を開始した瞬間から即座に Azure 環境で詳細を確認。
Datadog の使用を開始した瞬間から即座に Azure 環境で詳細を確認。

Azure Marketplace で Datadog プランを購入すると、ただちに Azure Monitor 標準メトリクス (および Datadog が生成する一意の Azure メトリクス) を新しい Datadog アカウントに受信しはじめます。ログ転送システムも完全に自動化されるため、診断設定、Event Hubs、Functions でログ転送パイプラインを構築しなくても、数クリックですべてを構成できます。また、タグベースのフィルターを使用して、Datadog が収集するメトリクスの対象ホストおよび Azure プラットフォームのログを Datadog へ送信するリソースを制限することが可能になります。以下のスクリーンショットをご参照ください。

タグベースのフィルターを使用して、メトリクスおよびログ収集、またはすべてを送信。
タグベースのフィルターを使用して、メトリクスおよびログ収集、またはすべてを送信。

セットアッププロセスを簡略化するため、Datadog アカウントの作成時に Azure Active Directory (AAD) でシングルサインオンを有効にできます。Datadog Azure Active Directory アプリ を指定 (新規作成するには、新しい Datadog Enterprise Gallery アプリをご利用ください) するだけで、手続きは完了です。

Azure Portal 内で Datadog インテグレーションを管理

アカウントの設定が完了したら、Azure と Datadog のインテグレーションを Datadog のネイティブリソースブレードで管理できます。リソースブレードには、Azure 環境内で Datadog を追跡、構成、実装するためのさまざまなツールが装備されています。Azure の標準メトリクスおよびログを送信しているリソースを一目で確認し、必要に応じて変更を加えることができます。

Datadog にメトリクスおよびログを送信しているリソースを確認。
Datadog にメトリクスおよびログを送信しているリソースを確認。

リソースブレードでは、Datadog Agent を 1 つまたは複数の Azure VM に一度にインストールすることが可能です。使用する Datadog API キーを設定してご希望の Azure VM を選択し、[インストール] をクリックします。この同じブレードには、Datadog からのライブ更新による Agent 概要の詳細が含まれるため、Agent を使用している Azure VM およびそのインストールバージョン、インテグレーションの構成、使用されたインストール方法などをすばやく確認できます。この情報により、Datadog Agent を ChefPuppetAnsible などほかのツールで管理している場合や、別のオーケストレーションツールに移行している場合でも、簡単にサニティチェックをすることが可能になります。

Azure VM で実行中の Datadog Agent をすばやく確認し、Azure Portal UI でホストをインストール/アンインストール。
Azure VM で実行中の Datadog Agent をすばやく確認し、Azure Portal UI でホストをインストール/アンインストール。

Datadog App Services 拡張機能 も、Datadog リソースブレードを使用して Azure Web アプリに新しく追加し管理およびデプロイすることが可能です。追加コンフィギュレーションなしでアプリケーションからの分散型トレースを視覚化できるため、現段階で最もシンプルな APM セットアッププロセスとなっています。

Datadog と Azure の費用請求を統合

Datadog が新しく Azure Marketplace に掲載されたことにより、Datadog の新規顧客にとって購入および請求処理がより簡単になりました。Azure Marketplace で Datadog を購入しアカウントを新規作成すると、Datadog のご利用のすべてが Azure の請求書に直接記載されます。

この請求の一元化により、Datadog から別請求を作成する手間を省き、Datadog のご利用を Azure の使用に含めることができます。通常、サードパーティの新規ツールの承認を得るよりも、既存の Azure 予算を増加(またはMicrosoft Enterprise Agreement から未使用予算を再割り当て)する方が容易なため、社内での承認プロセスの効率化に役立ちます。

現在公開プレビュー中

Microsoft Ignite の開催中に開始される Datadog と Azure の新しいコラボレーションにより、Datadog の高度な監視力、コンプライアンス、そしてセキュリティ機能を利用して Azure クラウドサービスをより手軽に上手に活用できます。この新体験は、2020 年 10 月より Azure Portal でご利用可能になります。公開プレビューへのアクセスをご希望の場合は、こちらでご登録ください。