2015 Q1 アップテート (アプリ&ミドルウエア編) | Datadog

2015 Q1 アップテート (アプリ&ミドルウエア編)

Author Jay Hotta

Published: 3月 13, 2015

梅の花も満開を迎え、あと数週間で桜の花が咲き始める季節になりました。 2015年もスタートしてすでに3ヶ月が過ぎようとしており、新しい会計年度のスタートも間近になってきました。このタイミングで、2015年Q1でDatadogが実施したサービス改善で注目すべきものをまとめておこうと思います。(アプリ&ミドルウエア編)

Datadog インテーグレーションへの追加

ミドルウェア系のインテグレーションを実現するためにDatadog Agent 5.2を2015年Q1にリリースています。現在、使用しているAgentのバージョンが5.2より前の場合は、最新バージョンに更新することによって、より快適にDatadogが活用できるようになります。

fluentd

fluentd

ソフトの概要:

Tresure Dataが開発&公開しているログトランスポーターです。異なるソースからのログを整形、標準化し、複数の出力先に送信する仕組みです。

**重要性:**

各種アプリケーションのログ転送にfluentdを使用をすることを可能にしました。


etcd

etcD

ソフトの概要:

CoreOSで使われている軽量KVSです。Configurationなどの情報を複数のマシン間で共有するための仕組みです。

**重要性:**

CoreOSの重要な部品であるため、 etcDを合わせて監視することによって、より高度なDcoker監視を実現しました。


ssh

ssh

ソフトの概要:

暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコルです。

**重要性:**

sshを利用しサーバにアクセスして作業をすることが多いため。非常に重要なアクセス経路の状態を恒常的に監視することを可能にしました。


go-expvar

Go

ソフトの概要:

Googleによって開発されている、プログラミング言語です。軽量スレッディングのための機能、Pythonのような動的型付けが可能なプログラミング言語を目指している。Dockerなどの影響もあり、近年プロジェクトの開発言語にに採用されるケースが急増しています。

重要性:

ExpVarを使ってメトリクス情報を収集し、Go言語で書かれたアプリケーションからでもカスタムメトリクスを収集することを可能にしました。


windows-service

Windows Server(WS)

ソフトの概要:

Windowsサービスとは、Microsoft Windows オペレーティングシステム (OS) で長時間動作し、ユーザーとのやりとり無しで特定機能を実行するもの。UNIXのデーモンに概念的には似ている。Windowsをベースにしたサーバ系アプリSQL、IIS、Exchange、等々、このWindows Serviceと密接に関連し動作しています。

重要性:

Windows向けに個別に提供していた監視に加えて、他のWindowsアプリケーションもWindows Serviceを通して監視することが可能にななりました。


riakcs

RiakCS

ソフトの概要:

Riak基盤の上にAWS S3のようなストレージを構築するためのオープンソースのソフトです。

重要性:

ストレージは、インフラ上では重要な構成部品であり、それらのストレージのパフォーマンスや可用性を監視することを可能にしました。


btrfs

btrfs

ソフトの概要:

ZFSの影響を受けて開発されたファイルシステム。スナップショットやコピーオンライトの機能を持ち、他の Linux ファイルシステムが現在持っている多くの制約を受けないようにすることを目指しており、facebookが採用しています。

重要性:

btrfsを採用するプロジェクトに対して、ファイルシステムの監視を可能にしました。


この他にも80種以上ものインテグレーションを準備しています。ダッシュボードのタブ:Integrations -> ドロップダウン:Integrationsで、インテグレーションタイルのページを表示できます。このページのインテグレーションタイルは日々追加されています。ある日突然、欲しかったインテグレーション追加されていることも有りますので、定期的にチェックすることをお薦めします。

Datadogでは、全ての機能が体験できる14日間のフリートライアルを準備してしています。

俊敏な事業展開が求められる状況下で、ITインフラも日々成長しています。次々と追加されるインテグレションを使って、成長するITインフラに俊敏に対応できる利便性を是非ご体験頂けると幸いです。