ニューヨーク — クラウドアプリケーション向けの監視およびセキュリティプラットフォームを提供するDatadog, Inc.(NASDAQ:DDOG)は本日、Microsoft SQL ServerおよびMicrosoft Azure Databaseモニタリング製品に新たな機能を追加したことを発表しました。本機能は2021年8月に発表されたDatadogのデータベースモニタリング製品を拡張したものです。
今回の機能拡張により、エンジニアやデータベース管理者は、コストのかかる低速なクエリ、SQL ServerやAzure Databaseの不正確なインデックス、アプリケーションのボトルネックといったデータベース上のパフォーマンス問題を素早く特定して対処できるようになります。
DatadogのApplication Performance Monitoring担当グループプロダクトマネージャーであるオムリ・サス(Omri Sass)は次のように述べています。「当社は、お客様のデータベースコストの削減、トラブルシューティング、エンジニアとデータベース管理者間の連携強化を目的として、昨年データベースモニタリングを発表しました。今回SQL ServerとAzure Databaseへのモニタリング機能が拡張されたことで、Microsoftユーザーはこれらの目標を達成し、データベースの管理手法を改善すると同時に、円滑なコミュニケーションを実現することができます。」
Microsoftのプロダクトマーケティング、データ & AI担当シニアディレクターであるラムニク・グラティ(Ramnik Gulati)氏は、次のように述べています。「Microsoft Azure SQL DatabaseとSQL Managed Instanceは、常に最新の状態にてビルトインのセキュリティコントロール、自動メンテナンスを提供するフルマネージド型のデータベースサービスです。これらとDatadogのデータベースモニタリング製品との連携が今回の機能拡張により強化されたことで、Microsoftユーザーは、マネージド、セルフホスティングのSQL Server、PostgreSQL、およびMySQL Databaseに対する深い洞察が得られ、自信を持ってワークロードを構築・拡張できるようになりました。」
Microsoft SQL Serverおよび Azure Database向けのDatadogデータベースモニタリングには、以下の機能が含まれています。
- 重要なクエリメトリクス: 平均レイテンシ、総実行時間、クエリが実行された行数などのメトリクスを表示します。さらに、問題のあるクエリを特定し、過去のクエリパフォーマンスのデータを活用して長期的な傾向を追跡することができます。
- 実行計画の分析: ホットスポットを特定するために、個々のクエリに対する複数の実行計画の違いを可視化します。実行計画から関連するメトリクスへシームレスにピボットし、非効率性がパフォーマンスに与える影響を学習します。
- 一元化されたクエリ、データベース、インフラストラクチャのメトリクス: クエリレベルとホストレベルのメトリクスを同時に表示・監視して、リソースの制約がデータベースのパフォーマンスに与える影響をより正確に学習します。
データベースモニタリングは現在、SQL ServerまたはAzure Databaseを使用しているMicrosoftユーザーを対象に一般提供が開始されています。詳細については、https://www.datadoghq.com/product/database-monitoring/をご覧ください。